前回は背光機能・無線リモコン付きモニター掛け式ライト(LI-HY-0214-GY)のレビューをしましたが、新製品が出たとのことでQuntisからこちらの無線リモコン付きモニター掛け式ライト(LI-HY-0210-GY)を再び提供いただきました。
Quntisは中国の深圳市(Shenzhen)に本社を置くワールドワイドに家庭用照明製品を展開しているブランドです。公式サイトは以下の通り。
この製品は2024年1月6日に発売されたQuntisの新作モニターライトです。
この製品の特徴は以下の通り。
- 湾曲モニタに対応していて、特許取得されたどんな形のモニタにも付けやすいクリップ
- 自動調光機能がついて操作性が向上したリモコン
- リモコン1台で複数のHY210ライトバーを操作できるマルチペアリング機能
特に最後のマルチペアリング機能については作業環境にライトバーを複数つけたい人にはかなり便利な機能だと思いましたので無理言って検証のため2台用意していただきました。
前回の記事はこちら。
開封の儀
付属品は以下の通りです。
・ライトバー本体
・リモコン
・単三電池x2
・USB-C to Aケーブル 約1.8m
・六角レンチ
・説明書(日本語有)
ライトバー
ライトバーとクリップは一体型になっていて自立します。
ライトの向きは固定なのでクリップの付け方で調整します。
クリップは滑り止めがついており、様々なモニタに取り付けができるようにフロント調整カバーがついています。湾曲モニターに取り付ける場合、このパーツを装着します。クリップ上部の回転軸は135°、下部の回転軸は90°です。六角レンチで硬さを調整できます。
裏面にはUSB-Cのコネクタがついています。
ライトバー上部には自動調光用のセンサーがあります。
その上にも滑り止めがついているのですが、Webカメラの取り付けにちょうど良かったのでおそらくWebカメラの滑り止めです。Webカメラをつけるとセンサーが塞がるので自動調光が使えなくなります。
リモコン
無線リモコンのサイズはHY214のリモコンよりも一回り小さく、だいたい直径7cmです。
左が今回紹介するHY210で、右が前回紹介したHY214のリモコンです。
リモコンの高さはだいたい同じで2.5cmです。
裏に滑り止めがついており、蓋のくぼみを押すことで単3電池を交換することができます。外しやすい。
蓋にはマグネットもついていて、スチール面に固定することが可能です。
マグネットは強めで壁面にも取り付けできます。私はホワイトボードに付けてます。
ケーブル
付属するUSBケーブルはタイプCのL字で約1.8mあります。真っ直ぐなものだとケーブルが飛び出て見えるので、外観に配慮しているのだと思います。5V1Aの電力が必要です。
動作チェック
私のモニタは背面が緩やかにカーブしていて、普通のモニターライトバーでも付くのですが安定しません。
しかしHY210ならこの通り。モニタ形状を無視して取り付けすることができます。
リモコンは真ん中の電源マークをタッチすると前回の明るさを記憶して点灯します。
点灯中にUSB給電をOFFにした場合、次回ONにした時に自動的に点灯します。
HY214では点灯中に電源をOFFにすると次回電源ONにした時はリモコンで操作するまで点灯しませんでしたので、スマート電源タップなどで制御する場合の操作感に違いがあります。
ライトバーの電源をONにしたあとに5秒以内に色温度と明るさ調整ボタンを同時押しするとペアリング操作ができ、複数のライトバーを1つのリモコンで操作できます。
2台ペアリング直後は片方がONのときにもう片方がOFFになったりしますが、電源ボタンを何回か連打したり長押しするとそのうち安定します。
何台まで同時操作できるかについては、確認してみましたがマニュアルに特に制限は書いてありません。(マルチペアリングできることも説明書には書いていません)
ちなみにこのリモコンで前回レビューしたHY214も同時に制御できるか試してみましたができませんでした。マルチペアリングできるのはHY210だけのようです。
色温度や明るさの調整をスライドで操作可能です。HY214のリモコンではタッチ操作だけでしたので、直感的に操作できていいですね。明るさは自動調整機能もあります。
リラックスしたいときは暖色、集中したいときは寒色で調整すると良いです。
2週間使ってみての感想
今までモニターライトは1台で充分だと思っていたのですが、2台あると机が明るくてデスクワークしやすくなりました。リモコン1台で全てのライトを制御できるので、机周りがリモコンだらけにならないところが気に入ってます。
新しいモニタークリップは取り付けられるモニタの幅が広く、自立もするのでモニター以外にライトを取り付ける用途でも使えそうですが、ライトの傾きが簡単に調整できないのはちょっと不便かなと思いました。
どのモニターライト使っても同じことですが、静電気でモニターについた埃がライトに照らされて目立つようになるのでモニターライトを初めて買うなら帯電防止剤の入ったOAクリーナーも用意しておくと多少気にならなくなります。
他社製品との組み合わせ
Merossスマート電源タップ
寝るときにいつもAlexaに「電気消して」と言ってSwitchbotで部屋の照明を全て切っているのでスマート電源タップからWiFi経由でUSB給電を停止したらいちいちリモコン触らなくてよくて楽だなと思ってMerossスマート電源タップと組み合わせてみました。
HY210はUSB給電した時点で点灯を開始するので、組み合わせやすくて助かります。
これをAlexaと連携すれば声だけで電源ONOFF操作できるようになります。
Merossアプリを使えばスマホからもワンボタンで操作可能。
便利ではありますがIoT家電はIoT専用のWifiネットワークを構築したりしないとセキュリティ的にちょっと不安なので万人にはオススメしないのですが…気になる方は「Meross Protocol Inspection」 とかで調べてみてください。
Switchbot 人感センサー
寝るときにいちいちリモコン触らなくてもモニターライトの電気を消せるようになり、非常に便利!と思いましたが使いたいときにUSB給電がOFFのままで不便だったので人感センサーを机に設置し、Alexaの定型アクション機能で椅子に座ったときにUSB給電をONにするようにしてみました。
Switchbot製品を使ったことがない人はSwitchbot ハブミニも必要なのでご注意。
ダイソーの人感センサーケーブル
ダイソーにも300円で売ってる人感センサーケーブルがあるんですが、これも5V1Aまで動作するのでモニターライト1つだけだったらこれでもIoT製品無しでも同じことができます。ただしセンサー感知してから1分間しか通電しない仕様なので、センサーの置き場所や使い所は考える必要あり。
以上
圧倒的成長。