【実機レビュー】XperiaユーザーがPOCO F7 Proに乗り換えた話

スポンサーリンク

ドコモのキャリア版「Xperia 1 II」を2020年から愛用してきた私が、5年ぶりに3/27発売の最新スマホ「POCO F7 Pro」に乗り換えました。
古いスマホから乗り換えを検討している人向けに実機を交えて性能・バッテリー・使い勝手の違いについて話します。

 

キャリアの対応状況

まずグローバル版のスマホを使うにあたって調べなくてはいけないのがバンド帯。

キャリアが出しているスマホは最初から自社の通信設備に適したものしか出さないので、その辺考えなくて良いのですが、グローバル版を買うなら使用する電波が日本に適したものか、抑えておく必要があります。

Poco F7 Pro キャリア対応状況
キャリア 3G 4G 5G 総合評価
ドコモ
(Band 1, 6, 19)

(Band 1, 3, 19, 28, 42)

(n1, n3, n28, n77, n78)

ほぼ完全対応
au サ終済
(Band 1, 3, 18, 26, 28, 41, 42)

(n1, n3, n28, n77, n78)

ほぼ完全対応
ソフトバンク サ終済
(Band 1, 3, 8, 28, 41, 42)

(n1, n3, n8, n28, n77)

ほぼ完全対応

Poco F7 Proは日本の主要キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)に対してかなり高い互換性を持っています。特に4Gと5Gの主要バンドをほぼカバーしているため、実用上は問題なく使用できるでしょう。3Gについては現在は4G/5Gが主流なので大きな問題にはなりません。

 

基礎スペック

5年前の型落ちスマホと比較する意味あるのかというとアレですが、これくらい強くなりますよということで比較します。

Xperia 1 II と Poco F7 Pro の仕様比較
項目 Xperia 1 II Poco F7 Pro
ディスプレイサイズ 6.5インチ 6.67インチ
サイズ(高さ×横幅×厚さ) 166mm×72mm×7.9mm 160.26mm×74.95mm×8.12mm
重量 181g 206g
電池容量 4,000mAh 6,000mAh
解像度 4K (3840×1644) 2K (3200×1440)
画素密度 約643ppi 526ppi
リフレッシュレート 60Hz 120Hz
充電速度 21W (USB PD)30分で50% 90W 有線充電37分で100%
ワイヤレス充電 対応 非対応
Bluetoothバージョン 5.1 5.4
対応音声コーデック SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC SBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX Adaptive、LDAC、LHDC 5.0、LC3、ASHA、Auracast
3.5mmイヤホンジャック あり なし
SIM シングルSIM(nano SIM) デュアルSIM(nano SIM + nano SIM)
Felica対応 あり(おサイフケータイ対応) なし(NFCはあり)
防水防塵 IP68 IP68
プロセッサ Snapdragon 865 Snapdragon 8 Gen 3
AnTuTuスコア 約60万点 約200万点
メモリ 8GB LPDDR5 12GB LPDDR5X
ストレージ 128GB UFS3.0SDカードストレージ有 256GB/512GB UFS4.1SDカードストレージ無
メインカメラ トリプルカメラ1,220万画素(メイン)1,220万画素(超広角)1,220万画素(望遠) デュアルカメラ5,000万画素(メイン)800万画素(超広角)



※ソースはこちらから引っ張っています。各種データは間違ってたらごめんなさい。解像度はXperia 1 iiのほうが良く、動画再生などゲーム用途でなければXperia 1 iiもまだまだ戦える性能ではありますが、最近のゲームは容量が多すぎて128GBのストレージではとても足りません。将来同じ理由で困りそうな気がしたので私は512GBのPoco F7 Proを買いました。
購入先はAmazonでもいいですが、Xiaomiの公式ストアで買うと追加サービスが受けられたりするのでチェックしてみてください。私が買ったときには最大165w出力の10000mAhモバイルバッテリーが無料でついてきました。

開封の儀

付属品は以下の通りです。

  • 本体(フィルム貼付け済み)
  • 90w充電器
  • USB-A to Cケーブル(90cmくらい)
  • スマホケース
  • SIMピン
  • クイックスタートガイド

一式

スマホ買ったらまずフィルムとケースを買う、という常識がまず破壊されました。

フィルムは貼付け済み、気泡1つありません。そしてスマホケースも最初から専用のものがついてます。

付属のスマホケース

本体のディスプレイ面はフラットです。Xperia 1 iiではディスプレイの端っこが曲面になっていてガラスフィルムを全面に貼れなくて嫌いだったので嬉しいポイント。SIMトレイは下部にあります。

ディスプレイ面

SIMトレイはnano SIMが2枚入ります。メインで使っているキャリアでは繋がらない場所でも別のキャリアSIMを入れておけば安定した通信ができます。

細かい設定も特になく、SIM2枚差したら勝手に認識してどっちをメインで使うか選ぶだけです。

デュアルSIM対応

移行で面倒なのは各アプリのインストールし直しですが、アプリ等は前のスマホがあれば通信して簡単に移行することができます。ログイン作業は面倒です。

設定の移行

デフォルトの解像度はFHD+ (2400x1080)になっているのでフルパフォーマンスで使いたい場合は設定>ディスプレイと明るさから設定変更が必要です。

解像度設定

 

そして90w出力なのにUSB-Aしかない充電器…?ボブは訝しんだ。

独自仕様の充電器

一般的にUSB-A to Cケーブルは5V/3A(15W)までしか対応しない。

調べてみると、Xiaomiはハイパーチャージという独自の高速充電技術を開発していることがわかった。一般的なUSB規格の制限を超える出力を実現するために、特殊な回路設計や通信プロトコルを採用しているようだ。
ボブは慎重にUSBケーブルを接続し、充電してみることにした。画面に高速充電のアイコンが表示され、バッテリーパーセンテージが驚くべき速さで上昇していくのを見て、彼は感心した。
「技術の進化は時に常識を覆すんだな」とボブは思った。

脅威の充電速度

試しに別のUSBケーブルに差し替えたところ表示が変わり、「MI TURBO CHARGE」と表示され小数点以下の上昇は見えなくなった。

MI TURBO CHARGE

やはり純正ケーブルの存在がカギだった。
ボブは「この純正ケーブルは絶対になくさないようにしよう…」と心に誓った。

なお充電速度はデフォルト設定では抑えられていて、Xiaomiの充電器限定で更に早くすることが可能。

標準→トップスピードに変更

 

Xperia 1 IIからPOCO F7 Proへの乗り換えで変わったポイント

1. 処理速度:性能3倍で快適に

Antutuスコア比較
Xperia 1 II:約60万点 → POCO F7 Pro:約200万点

『崩壊スターレイル』高画質:60fps以上安定(Xperia 1 IIは30fps以下で低画質でもカクつき頻発)

最高画質60fpsだと、50~60fpsでちょっと下回ることがありましたが高画質ならヌルヌル動きます。

最高画質

2. バッテリー:1日2充電から解放

バッテリー容量 4,000mAh → 6,000mAh

お出かけ中にゲームしても充電せず1日持ちます。

充電速度も爆速なので朝起きて充電忘れに気づいてから充電しても家を出るまでに100%にできるのが便利。

3. ディスプレイ:高リフレッシュレートでヌルヌル

Xperia 1 II:4K解像度+60Hz(残像低減技術で90Hz相当)

POCO F7 Pro:2K+解像度+120Hzネイティブ対応

スクロール時のヌルヌル感が段違い

ゲームの操作性向上(特にZZZなどのアクションゲーム)

Xperiaは4K解像度でしたが、解像度の低下は高解像度の動画を見ない限りは許容できます。そもそもモバイルデータ通信でそこまで解像度上げて動画を見ないので私の用途では許容範囲。

4. ストレージ:大容量データを気軽にブチ込める

ストレージ 128GB UFS3.0 → 512GB UFS4.1

Xperia 1 II:Hoyoverseのゲームを2つ入れたらそれだけでもう何も入らない

POCO F7 Pro:何でも入る

UFS3.0とUFS4.1では理論値では読み込み速度は2倍以上の速度差があります。

体感でもそのくらい早く、ゲームロード時間が短くなりました。

5. イヤホンジャック:まあ無くてもいい気がする

イヤホンジャック あり → なし

私のユースケースだとスマホ単体でイヤホンジャックを使うケースってワイヤレスイヤホンの充電を忘れて仕方なく…というケースしかないんですよね。

有線イヤホンで音質を求めたい場合はUSB-DAP使いますし。無くてもいいかなって思いました。

6. 操作感:あんまり変わらないかも

OS  Android 12 → HyperOS2

HyperOS2はAndroid 15ベースのOSなので、そこまで操作感に不満はでませんでした。Xperia固有の機能として「サイドセンス」という機能がありますが、似たような機能で「フローティングウィンドウ」や「クイックボール」という機能があり画面端からアプリのショートカットを開いたり画面ロック操作、スクリーンショットなどを呼び出しできます。

アプリ終了のさせ方は上にフリックではなく左右にフリックになったので、そこだけ慣れが必要かなと思いました。

 

限界を探ってみる

崩壊スターレイルがサクサクなのは最近のスマホなんだから当たり前だろ!という声もありそうなので実用的な限界値を探ってみましょう。

ということで「フローティングウィンドウ」で画面端に「崩壊スターレイル」を動かしながら「ゼンレスゾーンゼロ」をやってみました。忙しい社会人でもソシャゲのスタミナ消化が捗ること間違いなし。スタレの画質とfpsをもうちょっと落としたら快適に遊べそうです。

まずちょっとキツかった設定から。

「崩壊スターレイル」:高画質+60fps

「ゼンレスゾーンゼロ」:中画質+60fps

 

今度は崩壊スターレイルの設定を1段階落として再挑戦。これなら何とか処理落ちせずに動かせそうです。

「崩壊スターレイル」:中画質+30fps

「ゼンレスゾーンゼロ」:中画質+60fps

youtu.be

 

 

以上

圧倒的成長。