Fiio BTR7 実機レビュー。DAP要らずのイケてる高音質Bluetoothレシーバー

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独身の日のセールで安くなっていたFiio BTR7が届いたのでレビューします。

こんな悩みを持っている人に適していると思いました。

  • DAPは重いから持ち歩きたくないけどいい音聴きたい。
  • スマホから線が出ているのは邪魔。
  • 音楽再生はスマホから操作したい。
  • スマホやタブレットにイヤホン端子がないからUSB-DAPとして使いたい
  • USB-DAP使っているけどスマホのバッテリー消費が激しい。

BTR7はこの悩みを解決してオーディオ沼の更なる深みに突き落としてくれる製品です。

 

開封の儀

 

とりあえず基本スペックです。引用元: BTR7 – Fiio Japan

スペック表(ここクリックして閉じる)
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.1
Bluetoothチップ QCC5124
対応Bluetoothオーディオコーデック SBC, AAC, aptX, aptX LL, aptX HD, aptX Adaptive, LDAC
DACチップ ES9219C x2
USBレシーバーチップ XMOS XUF208
ディスプレイ 1.3インチIPSカラースクリーン
ゲイン設定 High/Low 2種類を切り替え可能
ヘッドホン出力端子 3.5mmシングルエンド + 4.4mmバランス
出力(32Ω負荷時) 3.5mmシングルエンド: 160mW
4.4mmバランス: 320mW
SN比(A weighted) 3.5mmシングルエンド: 118dB
4.4mm バランス: 115dB
ノイズフロア(A weighted) 3.5mmシングルエンド: 3μV以下
4.4mmバランス: 5.5μV以下
THD+N 3.5mmシングルエンド: 0.00055%未満
4.4mmバランス: 0.00048%未満
セパレーション (1kHz/(32Ω負荷時) 3.5mmシングルエンド: 75dB
4.4mmバランス:107dB
MQA レンダラー機能搭載
USBポート Type C(USB2.0)/データ転送・充電兼用
インライン・リモコン CTIA規格に対応
マイク機能 ハンズフリー通話、音声アシスタント起動
内蔵バッテリー容量 880mAh
連続使用時間 3.5mmシングルエンド: 約9時間
4.4mmバランス: 約8時間
充電時間 有線方式:1.5時間
無線方式:3.0時間
無線充電方式 Qi規格対応
外形寸法 83.6 x 39.6 x 14.6 mm
重量 68g
付属品 専用保護ケース/保証書/USB TYPE-C to Aケーブル / USB TYPE-C to Cケーブル / クイックスタートガイド

 

 

右からマイク穴、電源ボタン、決定ボタン、音量調整ボタン、CHARGEボタンです。

CHARGEボタンは写真の状態だと接続している機器から給電するモード、スライドさせると充電を止めて本体のバッテリーを消費するモードです。

普通のUSB-DAPだとスマホのバッテリーを食うところが、BTR7だと本体にバッテリーを搭載しているので有線接続でも電池食わないのがGood。

そしてQi充電ができるのもいちいちケーブル繋がなくてよくて強い。

イヤホン接続端子

3.5mmの普通のイヤホンが繋げられる他に4.4mmのバランス接続ができます。

USB-C

AliexpressだとLightning端子版も売ってましたが私が購入したのはType-C版です。

ケースを付けた状態のサイドボタン

付属のケース

特にケースを買わなくてもBTR7専用のしっかりしたケースが付属します。

マイク穴がストラップを通すのにちょうどよかったので手持ちの適当なストラップを付けました。

マイク穴はストラップホールではないので強度が心配な場合は以下のようなケースが別売されています。

初期設定

初期設定

起動すると言語が選べます。中国語か英語です。

ペアリング

言語を選ぶとペアリング状態になるのでスマホからペアリングしたら終わりです。簡単。

ちなみにペアリングし直すときは電源ボタンの下の決定ボタン長押しです。

このペアリング操作後にBTR7を再起動すると2台までマルチペアリングできます。

FW1.85にバージョンアップすると接続している機器がリストで確認できます。

接続完了

接続されたときに使用するオーディオコーデックが表示されます。下に出るのはサンプリング周波数とビットレートです。LDACは96kHz/24bitで伝送されます。

BTR7自体は384kHz/32bitまでいけます。

ファームウェアをアップグレードしたい場合はFiio Controlというアプリをインストールすればできます。

FiiO Control

FiiO Control

  • 广州飞傲电子科技有限公司
  • ユーティリティ
  • 無料

アプリ上でオンライン更新というのを選べばできるらしいですが、

私のスマホだと押しても反応せず、以下URLから.binファイルをダウンロードしてローカル更新からアップデートしました。

スマホからダウンロードしたものとPCでダウンロードしたbinファイルの容量に差分があって怖かったのでPCでダウンロードしたものをスマホに移してます。

届いたときにはFW1.71でしたが、現在FW1.85が公開されています。

ちなみにアップデートすると設定が初期化されて中国語で起動しましたので言語の設定し直しが必要です。

バージョンアップ後にFiio Controlで設定画面を見ると80%以上充電しない充電保護モードや細かい設定が追加されてて便利になりました。

 

使用するコーデックはアプリ上で設定できます。aptX-adaptiveはデフォルトでは無効になっていました。

Fiio Control

聴いてみた感想

ikko OH10 Obsidianと聴く

個人的な感想ですが、無線イヤホンよりも音質がよく感じました。

細かい音が聞き取れるというか、この辺の違いはデジタル-アナログ変換するときの回路の違いなんですかね。

 

普通の無線イヤホンだと耳に装着する部分に音を出す部分とバッテリーが詰め込まれているので変換回路が小さくなってしまうところ、BTR7だとES9219C DACとかいう強いチップ2基で変換してるので変換時のノイズが少なくて済む、バッテリーも別で用意していて、それぞれの回路が分離されているのでノイズが乗ることもなくパワーも出せるから良く感じるのかなと勝手に納得しました。

そのへんのウリは公式ページに書いてましたね。

回路構成

BTR7はゲイン設定で信号の増幅具合をHighかLowで選べます。デフォルトだとHighですが、接続している再生機器のインピーダンスを確認してどっちかを設定します。

ゲイン設定

参考URL: ゲインとは何? 意味とボリュームとの違いも解説! – げめろぐ

調べた感じ40~50Ω以上が高インピーダンスなのでHigh、それ以下ならLowとすれば良いと思います。

私が接続しているOH10は18Ωのインピーダンスを持つイヤホンなのでBTR7のゲイン設定はLowにして、スマホ側のボリュームを8割くらいで固定してBTR7側のボリュームで調整しています。

 

お外で使ってみた感じ、スマホに線が繋がっていないのがやはり楽。

無線イヤホンで感じていた取り回しやすさが有線イヤホンでも得られて強い。

個人的には有線イヤホンがかなり使いやすくなったのが一番よかったです。

 

以上

圧倒的成長。