最近腱鞘炎が気になるのでエルゴノミクスマウスを出しているPerixx、Delux、Seendaの3社から3台をまとめて購入。
…の予定だったんですが、つい手が滑って他にも買ってしまったので後半にサンワサプライを加えて合計6台の長編レビューとなります。四天王になってしまった。
多すぎなので3台ずつ前半と後半に分けてお届けします。
一回エルゴノミクスマウス使うと普通のマウスは違和感しか感じなくなりますよ。
良いマウスを探している人の参考になれば。
今回購入した製品
Perixx perimice-804
ドイツに本社を置くperixx社のマウス。
perixx社は世界で初めてトラックボールマウスの玉だけ売り出して高いシェアをゲットした会社です。この会社が作ってるトラックボールを使って製造されたトラックボールマウスもたくさんあるんじゃないだろうか。
そんなわけでperixxにはトラックボールを象徴するマスコットキャラが存在します。
ペリックマくんです。かわいいね。
接続はBluetooth 3.0 1台のみ。
単4電池式 (2本)
このマウスは(多分)サンワサプライで発売されているMA-ERGBT11NのOEM元(ODM?)。
Perimice-804はカチカチと音がなるスイッチです。見た目は同じですが、サンワサプライの方は静音スイッチが使われています。
サンワサプライはトラックボールマウスをたくさん出しているメーカーなので、トラックボール繋がりでOEM販売の提案とかされたんですかね?知らんけど。
「あまりにもボールが大きく美しいので、サンワサプライ社にこの美しさの秘訣?を聞いてみた所、
「実はこのボールは加工技術の高い工場でしか作れないのです。」との答えが返ってきた。
「もしかしてボールは日本製?」と聞くと、、、おっと。企業秘密をバラすのは宜しくないな。
だがやはり筆者の見込み通り?このボールは半端な工場で作ることが出来ない大層なブツだったのだ。」
あっ…(察し)
さて、開封してきましょう。
この中では一番シンプルな見た目で会社で使ってもたぶん目立たない。perixxのロゴが気になる方はサンワサプライのマウスを買いましょう。
外観
白いラインは電源投入時とペアリング時のみ赤く光ります。
握ったところ
表面は全体ラバーコーティングされていてサラサラして握り心地がよい。
小さな剥け跡はそこまで目立ちませんが、ラバーコーティングが剥げやすかったです。ボロボロになった場合は無水エタノールで擦ると全部剥けてキレイになります。
形状は握りやすいだけにちょっと残念ですが、運ぶときは擦らないよう気をつけて扱いましょう。この個体だけ経年劣化してたのかも。
Delux M618mini
中国 深圳市にあるDelux社のマウス。
商品画像では光っていますが、電源ON時と接続切替時、DPI変更時以外光りません。
2.4Gワイヤレス+Bluetooth 5.0 2台で合計3台まで切り替えることができます。
ペアリング時の色が緑色ならUSBレシーバを使った2.4G、赤と青ならBluetooth1,2です。
色でペアリング先を判別することができるようになっています。
外観
こちらのマウスも手に当たる部分はラバーコーティングされています。
買うときの注意事項ですが、同じM618miniでも微妙に型番が違うものが存在します。
今回私が買ったのはM618mini DBです。
M618mini USB-Cの充電式
M618mini DB 単3電池式(1本)
M618ZD 左利き用 USB-Cの充電式
握ったところ
DPI変更ボタンの位置はちょっと変えてほしいなと思いました。戻るボタンと誤爆して押すことがあります。機能割当できるならともかく、そもそもDPI変更って最初しか使わないんですよね。
私の手では薬指と小指の居場所がないので気になりますが握った感じは悪くはありません。スイッチ音は普通にカチカチ鳴ります。
あと小さい
まあminiだから当たり前か。この製品はつまみ持ちする人や手の小さな女性に向いていると思います。一応カラーもピンクとか白とかあります。
あとマウスソールに保護シールが貼ってあるので剥がし忘れ注意。
なおDELUX社はM618Xという角度調整可能な化け物エルゴノミクスマウスも出しています。こっちはデカすぎる。
Seenda IWG-SGM01
中国 深圳市にあるSeenda社のマウス。Aliexpressで買ったので箱がボコボコ。
形状がサンワサプライで発売されている400-MA130のパク…酷似していますが、仕様がかなり違うので別物と捉えたほうが良いでしょう。
外観
400-MA130は液晶ディスプレイとオンボードメモリが搭載されており、ディスプレイを見ながら各スイッチに機能を割り当てることができましたが、 IWG-SGM01はバッテリー残量と現在接続されているのが何であるかを表示するLEDインジケータだけのシンプルなものになっています。
液晶ディスプレイに見えるでしょ?ただの印刷なんだなこれが。
USB-Cの充電ケーブルを接続するとランプが点灯します。充電しながらの使用も可。
普段は点灯せず、バッテリーが切れそうになるとゆっくり点滅します。
500mAのバッテリーを内蔵しており満充電から100時間使うことができます。
サイドボタン下部にはワイヤレス接続切替が割り当てられており、2.4Gワイヤレス+Bluetooth5.0 + Bluetooth3.0 の合計PC3台まで切り替えることができます。
400-MA130では2.4Gワイヤレス+Bluetooth5.0 1台の合計2台なのでIWG-SGM01の方が接続台数が多いです。
ワイヤレス接続切替のスイッチ位置も違っていて、IWG-SGM01はサイドボタンに切替スイッチがあります。スイッチが裏側にあるマウスも多いので複数PCを交互に切り替えて使うユーザにとってメリットです。
裏面にはUSBレシーバを収納できます。
技適マークがないので日本国内では電波暗室以外で使用すると法律違反です。
私はこのマウスを使うときだけロシアに瞬間移動しているので問題ありません。
最大の特徴とも言える左ボタンと右ボタン。これはちょっと目立つかも。
先端のボタンは静音でほぼクリック音が鳴りません。
手前についているボタンは静音ではなくカチカチ音がするスイッチです。IWG-SGM01は機能固定で右クリックと左クリックになります。機能を割り当てたい場合は400-MA130が選択肢になるでしょう。
なぜ左クリックと右クリックのボタンが2つ付いているのかというのは私も抱いた疑問ですが、被せ持ちをしたときにダブルクリックが一瞬で行えるのです。あと指先だけに負担がかからないのでクリックしすぎで指先が痛くなる人には楽。
汎用マウス設定ソフトであるHUTというソフトを使ってマウスの設定を変えてみましたが、左クリックの機能を変えると両方ともキーが変わったので2つのスイッチは回路的に同じ場所に繋がっていそうです。ペアリング数に釣られてIWG-SGM01を買いましたが、これは400-MA130買うべきだった。
握ったところ
右クリック、左クリックが2つあっても意外と押し間違えない。ありですよこれは。
表面はラバーコーティングされていて握った感じはperimice-804に近いです。
しかしこのサイドボタン下にあるペアリングボタンの高さ、稀にキーボードとぶつかったときに押されることがある高さです。IWG-SGM01はペアリングボタンなのでタチが悪い。400-MA130は裏面にペアリングボタンがあるのでセーフかもしれない。
感想
サンワサプライ製品は単純にネームバリューでOEM品を高くして売ってるだけなのかと思ってましたが、静音化やディスプレイ搭載など改良点を多く感じられていい仕事してるなって思いました。
今回紹介した中でサンワサプライで発売されているものはサンワサプライで買ってもいいと思います。
Deluxはエルゴノミクスマウスとしては堅実な作りでした。miniの形そのままで、DPI変更ボタンの位置を変えてもうちょっと大きかったらオススメだったんですが。
後半へ続く。
圧倒的成長。