常飲する飲み物のお話。お茶か水かジュースか。
以前は炭酸水をAmazonで箱買いしていました。
24本入のドリンクを箱買いするのは気分で味を変えられるので良いのですが、
ペットボトルのゴミ出しや住んでいる場所によってはラベルを剥がして捨てる必要があったりと面倒です。
ソーダストリームならば水をボトルにいれて冷やしておき、飲みたいときにボトルをソーダストリームにセットするだけ。
飲み終わったらまた水を入れて冷蔵庫にぶち込む。
ソーダストリームについて
購入を考えている人向け。
ソーダストリームは電動タイプと手動タイプがありますが、置き場所に制約がかかるので手動タイプでいいです。下記の手動タイプのソーダストリーム Spritを買いましたが電動である必要性は感じられませんでした。
むしろ改造するなら電動だと手動で調整できないので困る。
ちなみにボトルが500mLだけの安いモデルがありますが、常飲するなら1Lボトルがついているものを買うか別で買うことを激しくオススメします。
さらに安いGenesisというモデルがありますが、これは炭酸水のボトルをセットするときにワンタッチで外せずねじ込む必要があるモデルです。面倒くさいのでオススメしません。
買うもの
さて、今日の本題はこのソーダストリームの改造になります。
炭酸水を作るには炭酸ガスが必要ですが、ソーダストリーム専用のガスシリンダーは値段的にコスパが悪く量が少ないので35~50L程度作るたびに交換する必要があります。
充填されている量にバラつきがあり、同じ感覚で炭酸ガスを注入していても私が買ったときに付属していた最初のガスシリンダーは35L程度で尽きてしまいました。
酒屋さんで借りれる炭酸ガスボンベ(通称ミドボン)をソーダストリームへ接続できるらしいホースが売られているので試しに繋いでみます。
メーカーで禁止されており危険なので真似するなら自己責任でお願いします。
酒屋さんで借りるとだいたい5kgで8000円くらいです。補充は3000円くらい。
Amazonとかでも買えますが、炭酸ガスの補充で結局酒屋さんに行くことになります。
「ビールサーバ用の炭酸ガスボンベありますか?」って店員さんに聞くのがよいです。
ソーダストリームのガスシリンダーは410mLで2000円くらいです。
安全性の面で言えば純正品がベストなのですが、値段を比べてしまうとどうもボッタクリ感が否めません。だってガスだけなら1/10以下で買えますし。
必要なのはミドボンとソーダストリームを接続するホースだけ。
(後述しますが安全性を求めないならこれだけ)
この端子に合うホースを作るか買うかします。
ミドボン側の端子 w21.8-14
ソーダストリーム側の端子 Tr21-4
ホースはAliexpressで安く買えます。私はこれ買いました。1600円。
ヤフオクやらAmazonでも売ってないこともないですが高いです。
危険性について
安さの秘密、この接続は危険性があります。
ガスボンベのバルブを開けたときの圧力はおよそ5MPaです。
ホースの仕様に3000psiとか200barとか書いてあることがありますが、
1MPa =10bar = 145psiです。
余裕じゃん!と思いきや、ワンタッチ継手は破壊圧力が3MPaとかなので減圧させるためのレギュレーター(減圧弁)を追加して圧力を下げないと安全ではありません。
まあそのまま繋いでも作れるんですけどね。
ホースに書いてある仕様が5MPaでも大丈夫だから安全だとは思わないほうがよいです。
あとコネクタを接続するときはレンチやプライヤーを使うことになりますが、適度な締め付けが必要です。
締め付けが甘いと圧力でコネクタが外れて、そのままバルブを開けようものならホースが暴れ狂い5MPaの高圧で二酸化炭素がぶちまけられ大変なことになります。
人間でも二酸化炭素のガスをそのまま吸えば二酸化炭素中毒で失神します。
換気が十分でなければ最悪そのまま死ぬので気をつけましょう。
余談ですが保健所のペットの安楽死に使われているのは二酸化炭素です。
ここまで読むと純正のガスシリンダーの値段について納得するかもしれません。
安全のために、たまにコネクタが緩んでいないか点検したりするのも良いと思います。
ガスボンベと繋ぐ
やらなくても蓋外せばいいだけですが、蓋を外したままだと見た目が気になるのでまずはソーダストリームにホースを通すための穴を開けます。
電動ドリルとかにホールソーをつけていい感じの大きさにします。
ホースを通したところ。
デカすぎたけどまあヨシ。
ワンタッチ継手をつけたところ。
圧力かかるので手締めじゃなくてレンチでしっかり締めましょう。
手持ちのレンチが小さくて入らなかったのでプライヤーを使いました。
バルブをほんの少し回してみて手に強い風を感じるようならまだ締め付けが弱いです。
締め付けすぎてもコネクタが壊れる可能性があるので自分の感覚を信じるしかないですが…
ホースは曲げると耐圧効率が低下します。
曲げすぎると局所的に圧力がかかってホースが断裂すると思います。
画像は拾い物ですがこうなったりするみたいです。
曲がる場所をなるべく少なくして、なるべく緩やかなカーブで配線します。
短いケーブルだと無理な角度で曲げたりしないといけないのでちょっと不便かもしれません。私が買ったのは長すぎて困るくらいでした。
経年劣化するものなので交換時期を決めて、ある程度使ったら交換するといいかもしれません。私は1年使用で買い換えるつもりです。
ホースを繋いだらあとはボトルをセットしてバルブを捻り、いつもどおり作るだけ。
バルブの常時開放は危険すぎるので終わったらバルブは締めましょう。
バルブが締めにくいので3Dプリンタでハンドルを作ってみました。
もし持ってるならこちらにstlファイルを置いておくので印刷してどうぞ。
ソーダストリームの純正ガスシリンダーだとボタンを奥まで押し込むと一番強くガスが出てくるんですが、ミドボンの炭酸ガスでやるとちょっと押しただけで全力のガスが吹き出てくるのでめちゃくちゃ強炭酸になります。
よい炭酸ライフを。
以上
圧倒的成長。