ドクターエアのリカバリーガン PRO 「RG-02」。
最大3,500回/分のパワフルな振動が魅力のプロ仕様モデルですが、充電ケーブルを繋いでもLEDが明滅するだけで動かなくなりました。メーカー修理に出せば1.4万円コース。自分で直せば3000円。
今回はコイツを分解してバッテリー交換する話です。
説明書に絶対にやるなって書いてあることをやるのでメーカー保証外になります。
危険なので真似するなら自己責任でお願いします。


分解してみる
RG-02はプロ仕様だけあって、振動によるネジの緩みを防ぐためにかなりしっかりした構造になっています。
外装カバーの取り外し
ここにマイナスドライバーを突っ込んでこじると固定されている爪が外れます。

ここを起点にして他の場所にもマイナスドライバーを突っ込んで開いていきます。爪で引っかかってる部分の近くをこじると楽に外せます。

爪で固定してる箇所が多すぎて外すの大変でした。見た目気にしないなら戻さなくても良いと思います。

現れたプラスネジを外します。

ネジを外してもパカっと外れるようになってないので、マイナスドライバーを突っ込んでこじります。

こじった部分を起点に開いていくと外れ・・・ません。
なんかもう一箇所くらい止まってそうな感じですがよく分からないのでホットナイフで切れ目を入れます。きれいに外したかったけど仕方なし。

使ったのはこれです。
刃を入れると切れ目ができるのであとはパワーで割ります。リチウムイオン電池が近くにあるので間違えて電池に刃を入れると爆発して大怪我するリスクがあります。真似するなら自己責任で。

きれいに割れました。かなり分厚い外装です。

バッテリーの取り外し
ようやく心臓部であるコントロール基板とバッテリーパックが姿を現しました。
ケーブルにはクッションテープが巻かれており、基盤につながるコネクタは接着されています。バッテリーから出ている配線は「赤・黒」の2本。

青いシュリンクラップで包まれたバッテリーパック。型番は 「SW18650-4S1P」。
18650サイズのリチウムイオン電池が4本、直列(4 Serial)に繋がれて1パックになっていることを意味します。

バッテリーの選定
同じ型番のバッテリーパックは売ってなかったので、同等性能のバッテリーを探します。サイズはW131mm x H37mm x D22mmくらいです。
18650バッテリーの物理サイズは規格が決まってるので1本あたり直径18mm、長さ65.0mmと不変です。
18650バッテリーっていう名称もこの直径と長さが由来です。わかりやすい。
保護回路の違いで若干厚みが異なりますが4本縦長にまとまっているものはほぼ同じサイズとみて良いと思います。例えばこういうもの。
同サイズの縦長にまとまったバッテリーパックはロボット掃除機用などで広く流通していますので、探してみてください。
で、買ったのがこちら。kedanoneとかいうよく分からないブランドのバッテリーが届きました。コネクタは合うのを探すのが面倒なのでぶった切ってケーブル同士つなげます。電圧が同じで赤黒2本ならなんでもよし。

工具の選定
リチウムイオン電池は熱に極めて弱く、セルの電極付近にハンダごてを当てることでバッテリーが劣化したり爆発する可能性があります。
安全性を最優先にするなら、はんだ付けではなく圧着で接続するのがベストだと思います。
そこで必要になるのが圧着ペンチですが、私が今回使用するのはIWISS の圧着工具セットです。精度は微妙なので業務用には向きませんが、安くてダイスが交換できるので便利。
ケーブルの太さは20AWG程度だったので、圧着スリーブは1.25の絶縁被覆付のものにします。
ケーブルを剥くのに使うストリッパーはHOZAN P-967です。
ダイスの選定
絶縁被覆付の圧着スリーブを潰すために、ダイスを 「02C」 に換装します。使うのは真ん中の赤いところです。

バッテリーパックの取り外し
バッテリーの配線を切断する際、絶対にやってはいけないのが「赤と黒を同時に切ること」です。ニッパーの刃を介してショートして火花が出て基板が焼けます。
必ず 「一本ずつ」 切断しましょう。

圧着するときも1本ずつやります。バッテリー側に先に圧着しました。

圧着後はこんな感じです。ケーブルは収まるスペースがあるので多少長くても問題ありません。引っ張って抜けないことを確認します。圧着不良だと内部でケーブルが外れてショートして最悪燃えます。

ケーブルを収めたところ。

あとは分解したときと逆の手順で戻して終わりです。
あとは問題なく動くことを願って充電ケーブルを繋ぎます。無事に成功。

感想
もともと充電してもすぐに使えなくなる症状でしたが、問題なく長時間動作するようになりました。
今回バッテリー交換をしてみましたが、バッテリー側に内蔵されている保護回路のことはあまり意識してないので、過充電して破裂するリスクはあるかもしれません。
とりあえず80%くらいで充電を止めて使う運用にして様子見します。
予想以上に分解するのが面倒くさかったですし、予想以上に早くバッテリー不良が出たのでドクターエア買うなら長期保証に入っとくべきだったなと思いました。
次に買い替えるときはRG-02より安いREG-07とかいうモデルが出てたのでそっちにしようかと思います。
以上
圧倒的成長。







